By | 2015年7月21日

マッドマックス 怒りのデス・ロード    西田宣善

 私は最近、東京で見逃した重要な映画を、京都のスクリーンで見てフォローするクセがついている。『バードマン』しかり、『セッション』しかり。そして、今晩の収穫は待望のマッドマックス・シリーズ最新作であった!
 ジョージ・ミラーといえば、『ベイブ』という子ブタが主人公の名作映画を製作したり、『ハッピーフィート』というペンギンが主役のCGアニメーションを監督したかと思えば、オスカーをさらったり、変幻自在の人だ。だが、私にとっては、スピルバーグが製作した『トワイライト・ゾーン』という中途半端なオムニバス映画の最後のエピソードで、飛行機乗客の演出で見る者を恐怖のどん底に陥れた監督として語り継がれる人だ。
 今回の映画の舞台は核戦争後?の地球。あまりにも荒廃して、何が何だかわからなくなっている国の砂漠地帯を舞台にして、トム・ハーディー演じるマックスと、シャーリーズ・セロン演じるヒロインが暴れ回る。というか、ひたすらアクションを続けまくる。
 女性軍団がマックスたちと行動を共にするところから、この映画をフェニミズムの文脈で語ったり、逆に、男の子映画の究極とされたりもする訳だが、私から言わせれば、映画好きと自認する人が、この映画を見ないなんてウソでしょう?ということになる。
 ギターやドラムを欠かせない戦士たち、ミリタリー好きには堪らないクルマたちの疾走や爆発。なかでも音響設計の緻密さと設計には驚嘆した。
 撮影はジョン・シール。ミラーと同じオーストラリア出身の名キャメラマンだ。この人もミラーと同じ70代。激しすぎる爺さんたちである。
 2時間はいささか長いのではないかと思わなくはないが、エンデンィングの渋さを目の当たりにするとそんなことは言ってられなくなる。必見。

映画館に、BoBAさんのポップが! 『HERO』はこんど見ますからね!
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